ジオデシックドームについて調べていたら正多面体クラブというサイトに辿り着いた。ストローとゴム紐で「ジオデシックボール」を作る方法が紹介されていて、面白そうなので挑戦してみる事にした。
サイトの解説に習って、まず正20面体を編んで練習してみた。

流れと感じを掴めた気がしたので、ジオデシックボールの作成に着手した。
なお今回作るのは2Vのジオデシックボール(80面体)である。nVのnの値が大きいほど辺と面が増えて難しくなる。
材料と道具
- ストロー(100円ショップSeriaで購入)
- 9m以上のゴム紐(Amazonで購入)
- ハサミ(またはカッターナイフ)
- マスキングテープ(目印用等に使ったが必須ではない)

カッターナイフでは少し切断し辛かったので、ハサミの方が作業し易いと思う。
下準備
正確に測って切り出した1本をガイドにして、同じ長さの部品を複製していく。

30mmを60本、34mmを60本切り出した。

紛失したり混ざったりしないよう袋へ入れた。又、同じ色なので長い方が判別出来るようにマスキングテープを貼った。

ゴム紐を9m位に切る。

長いゴム紐自身のねじれのせいなのか分からないが、扱っているとすぐに絡んでしまう。正確に測る事が難しかったので、20mあるうちのだいたい半分の位置で切断した。

片方のゴム紐にストローを通して、もう一方のゴム紐をストローの反対側から通す、というような手法で編む。

三角形をどんどん作っていく。

最初のうちは間違えないようマスキングテープで固定しながら慎重にやっていたが、3層目あたりからやめた。

2層目
15ステップ(記号45個)

3層目
20ステップ(記号60個)
いわゆるジオデシックドームの状態になった。

内側から見た様子。

4層目
20ステップ(記号60個)
だんだん残りのゴム紐が短くなっていくのでペースが上がってくる(慣れもあるだろうが)

5層目
15ステップ(記号45個)

残りの部品を確認すると、不要なはずの長い部品が余っていた。

6層目
5ステップ(記号15個)

ゴム紐を結んで余った部分切り、目印にしていたマスキングテープを剥がす。
完成
完成までに概ね5〜6時間かかった。毎晩子供達が寝た後にコツコツとやった(作業を中断しても再開できたのは記号のおかげである)

別角度から。

ストロー結合部の編み目。

手に取って眺めたり、凹ませてみたり、中心に棒を通して地球儀のようにクルクル回してみたりして遊んだ。
感想など
- 左側と右側のゴム紐が逆になったり、ストローの長い部品と短い部品を取り違えたりすることが何度かあったが、間違いには必ず気づくし、先に編んだ部分等を参考にすればおのずと正しい手順が分かる(この手順の記号は一部誤りがあるかもしれない)
- 子供の夏休みの工作や自由研究に良さそう
- コロナ禍の手作りマスクに需要があるようでゴム紐の入手が難しかった
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