零戦を作る

タミヤの1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型を作った。

約10年前の製品だが、その精密さで話題になったプラモデルである。その後に公開された映画「風立ちぬ」や「永遠の0」等のブームも手伝って売れたのではないかと思う。

タミヤ 1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型 外箱
yodobashi.comで¥1,120だった。

中身。

タミヤ 1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型 中身
スケールは1/72なのでレシプロ機としては小さい。

使用した塗料や接着剤などの消耗品。

タミヤのゼロ戦に使用した塗料等の消耗品
機体色の「明灰白色」以外は似たような色で代用した。

キャノピー(操縦席の窓)用にマスキングテープを購入してみた。

1/72 ゼロ戦のキャノピーのマスキングテープ

部品の切り出し

ランナーから切り出した部品。ゲート跡のみカッターで処理して、ヤスリがけ等はしていない。

TAMIYA 1/72 ウォーバードコレクション No.80 パーツ
キャノピーにはマスキングテープを貼って、塗装待ちの状態。

部品の塗装と組み立て

スプレー塗装できるものから作業していく。

スプレー塗装中の零戦21型

コックピット(操縦席)は主にアクリルで塗装、エナメルでスミ入れ。

ゼロ戦のコックピットの部品

計器パネルと座席シートベルトのデカールもここで貼る。1/72スケールでそこまでやるか、と思ったほど塗り分けの指示が細かかった。自分は気の向いた箇所だけ塗り分けた。

組み立てた零式艦上戦闘機二一型の操縦席

キャノピーのマスキングを剥がしていく。

TAMIYA 1/72 WB[79 80 84 85] 零戦 キャノピーマスキングを使用した様子

閉状態のほうがうまく塗れたようなのでそちら取り付けることにした。

零式艦上戦闘機のキャノピーのマスキングを剥がした様子

プロペラとエンジンとカウル。

零式艦上戦闘機のエンジンとプロペラの部品

組むとこんな感じ。プロペラは表がシルバーで裏が黒。うまく塗り分け出来なかった。

零式艦上戦闘機のエンジン周り

機体本体。先に貼り合わせる。青い箇所は本当は青竹色(もっと緑よりの色)なのだが、面倒なのでメタリックブルーをそのまま使った。

零式艦上戦闘機の胴体

引込脚など。

1/72 SCALE MITSUBISHI A6M2b ZERO FIGHTER (ZEKE) TAMIYA

デカール貼りとスミ入れ

間違って主翼部等に先にスミ入れをしてしまったが、気にせずそのままデカールを貼っていく。

タミヤ ウォーバードコレクション 1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型にデカールを貼る様子

このキットの最難関のデカールがこれ。0.5mm位でL字の形状をしている。

零式艦上戦闘機の主翼にデカールを貼る途中の写真

尾翼のデカールは大きいので、いくつかに分割カットすればよかった。失敗。

ちなみにハミ出たデカールは接着剤で溶かして処理する。

デカールの余白部分を接着剤で溶かす直前の様子

この後全体的にスミ入れは施したが、つや消しの塗膜では滲みが沢山残って、汚くなってしまった。後で調べたらスミ入れはつや消しの塗膜には直接しないようだ。1度クリアー等を吹き付けて表面を平らにした上にスミ入れするらしい(その上にさらにつや消しスプレーを吹く)

空中線張り

やったことが無かったが、初めて空中線(アンテナの線)を付けてみることにした。釣り糸のようにやや伸縮する糸を瞬間接着剤で付けるのだ。

インフィニモデル スーパーファインエアロリギング 0.055mm×45m 黒色 1/72用 プラモデル用パーツ IR7200

これがもう子供の髪の毛くらい細くて、取り扱いにくかった。しかし2,3度トライしたら奇跡的にうまくできた。

零式艦上戦闘機に空中線を貼った直後の写真

あとは細かいパーツを取り付けて完了。ピトー管は分かるが他の部品な何なのだろう。

1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型の小部品

完成

これで完成とした。

完成したタミヤ 1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型

零戦の二一型は、真珠湾攻撃時に用いられたゼロ戦の初期モデル。世界最高性能の飛行機だった時代のものだ。個人的にはこの型式が一番デザイン的にも綺麗だと思う。

田宮模型の1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型 背面から

キット自体が最高水準に良いので、自分の腕も上がったような錯覚を覚える。空中線を張るとさらに精密感がでてよい。

しかし失敗も色々あったので、プラモデルはつくづく失敗を学ぶ趣味だと思った。

[追加]

大きさ。

72分の一の零式艦上戦闘機の大きさ

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