F-22 ラプターを作る

ゲームや映画でおなじみの戦闘機、F-22(ラプター)のプラモデルを作った。

最近はF-35が脚光を浴びており、将来的にも西側諸国の主力戦闘機になりそうだが、見た目はF-22のほうがやっぱりカッコイイ。

タミヤから発売されている1/72スケールのF-22。キット自体はイタレリ社の物なので、正直精度はあまり良くない。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターの外箱
しかし安価で入手し易いので気軽に組める。Amazonで1,182円だった(2年前に購入)

中身。

TAMIYA 1/72 F-22 ラプターの箱の中身
デカール等を見る限り最初期のF-22がモチーフみたい。

本体上部が前後でスパッと分割された構造なので、そのままだとどうしても合わせ目が目立つ。

タミヤ(イタレリ) 1/72 F-22 ラプターの本体上部
こことインテーク周りはラッカーパテで合わせ目を消すことにした。

他社のモデル調べてみると1/72スケールだとアカデミーかドイツレベルのF-22が良さげであった。(1/48ならハセガワの製品が一番良さそうなのだが大きくて置き場所に困る)

部品の切り出し

部品は少ないほうだと思う。

F-22の部品
工程別に袋分けしたり、左右のパーツをまちがえないように印のマスキングテープを貼ったりする。

内部構造物の作成

機体内部の構造物を先に塗装して組立てる。

1/72 F-22 ラプターのコックピットの部品
コックピット。

説明書の指定色は灰色だったが、マットブラックで塗装。

1/72 F-22 ラプターのコックピット
シートはアクリルのオリーブドラブ。

その他にインテークと排気ノズル、ウェポンベイの箱も作成。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターの機体内部
後工程でここの部品が取れかかったりしたので、接着はしっかりしておいたほうが良い。

本体にしまい込んで、上部と下部を合わせる。

イタレリ 1/72 F-22 ラプターの本体上部と下部を重ねたところ
主翼がX-ウィングみたいに開いてしまう。

クリップ等でガッチリ押さえて接着剤の乾燥を待った。

TAMIYA 1/72 F-22 ラプターの機体本体を接着している様子
これでシルエットの7割は完成。

機体の塗装

広い面積はイージーペインターで塗装していく。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターを基本色で塗装した直後
ベース色はC308。

迷彩模様は小麦粘土でマスキングして境目をぼかす。

塗装工程の1/72 F-22 ラプターと小麦粘土
迷彩模様の型紙を作って、それに沿うように粘土を配置。

前回の10式戦車は紙粘土で繊維が残ってしまう失敗をしたので改善。

こむぎ粘土でF-22の迷彩模様の縁取りをする様子
凹型紙はそのまま全体のマスキングとして利用した。

スプレー後。

こむぎ粘土でF-22に迷彩模様を描く様子
ワクワクしながら剥がす。

尾翼達はこんな感じ。

F-22の尾翼の迷彩模様
迷彩の濃色はC337。

全体を覆うマスキングが本当に面倒。

マスキングテープでF-22ラプターの縁取りの色分けをしている様子
マスキングテープを貼るだけで1〜2時間かかる…。

色相の違い淡かったので心配していたが、結構いい感じなったと思う。

F-22の機体の基本塗装が大体終わった直後
縁取り等の明るい色はC308+C316の混色。

ノズル周りはアクリル塗料の色を適当に混ぜて塗った。

1/72 F-22 raptorのノズル部分を塗装中
はみ出たり塗り残しがあったが、スミ入れして誤魔化す。

イージーペインターは広い面積を塗るのには良い。しかし、狭い範囲の吹付けができないので、そういう場合はマスキングで全体を覆わなければならない。面倒だし塗料も無駄になる。そろそろエアブラシを買おうか検討中。

機体以外の部品の塗装

ランディングギア(タイヤと脚)やミサイル等を塗装していく。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターのタイヤ
円カッターで切り出したマスキングテープを使って、ホイールをマスクして塗装した後の様子。

この辺りはあまり写真を撮っていない。本体色等ラッカー系塗料があるものはそれを使い、ない場合はアクリル塗料で筆塗りした。

デカール貼りとスミ入れ

付属のデカールは良いと思ったものだけ貼った。

デカールを貼る様子
マークセッター(薄い糊みたいなもの)を使用。

本体色と酷似したデカールが多くて、ほとんど目立たないことになった。これは想定外。

スミ入れはダークブラウン。ダークブラウンは万能。何にでも使える。

スミ入れをする様子
溝に流し込んだ後、面相筆を機体の前後方向に動かして全体に馴染ませた。

小さい部品の取り付け

ランディングギア、ミサイル、ウェポンベイの蓋を取り付ける。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターの機体本体とその他の細かい部品(組み立て前)
いつくか色を間違えているものがあるが、気にしないことにした。

機体下部はこんな感じになった。蓋等はダボもなく細い面同士を接着剤の力だけでくっつけているので心許ない。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターの下部(底面)
俯瞰で見ると結構良い。

完成

大きいが迷彩等の色分けをしたおかげで単調な感じにはならず、良くできたと思う。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターを正面上部から見た様子
照明で照らしたほうが影があって渋い。

エースコンバットが好きだったので、後方から見るとついゲームのBGMや無線音声が脳内再生される。

タミヤ 1/72 F-22 ラプターを後部上方から見た様子
メビウス1、フォックス2!

キャノピーは内側をスモーク、外側をイエローで塗った。しかし内側には元々傷か気泡があった(整形不良)ので汚れた感じになってしまった。

主に夜中などに少しずつ作って1ヶ月位かかったかな。

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