ラジコンを買ってしまった。
コミカルホットショットも良いのだが、すぐにウィリー走行してしまいそうだった。子供の頃に作ったワイルドミニ四駆のモンスタービートルJr.を思い出したこともあり、良く走って人気があるモンスタービートルを選んだ。
モンスタービートルはバハバグ車(フォルクスワーゲンの旧ビートルをバギーに改造した車)にモンスタートラックのタイヤを履かせたタミヤのラジコンカーである。
オリジナルのモンスタービートルは1986年発売。これは2015年の復刻改良版である。
30年以上前のモデルなので、最新のホビーラジコンと比べると劣る点があるかもしれない(初心者なのでその点は気にならない)
フレームとボディが黒いブラックエディションもあるが、人気があって入手が難しい(価格が高かったりする)。
また、同じボディでワーゲンオフローダー(1979年発売)という車種も存在する。そちらのほうが元祖バハバグ車のスタイルで2010年に復刻版が発売されている。
完成したらどこに保管しよう。そして家族にどう説明しようか、という背徳感がある。
部品をすべて取り出してみる。
キットだけでは動かないので、初心者向けのプロポ(送信機)セットも購入した。
内容物はプロポ、バッテリー、充電器、サーボ、受信機、スピードコントローラー。
プロポは軽くて安っぽいプラスチック。
それとオプションパーツのLEDライトユニットとフルベアリングセットも別途購入した。
LEDライトユニットの中身。
これを使って、フロントライトとテールライトを点灯させたいと思う。
ボディの加工
作っていく。
ワーゲンオフローダーとランナーを共用しているので、不要なパーツがある。(というかワーゲンオフローダーでもこのテールライトのクリアパーツは使わないので完全に余剰おまけパーツだ)
テールライトのライト部分をカットする。
1つ目は上手くできたが、2つ目は手抜きしてリューターを使った際に角が削れてしまった。
LEDをテールライトの上部で点灯させたいので、プラバンで裏打ちパーツを作った。位置決めと光を絞る効果を狙った部品だ。
車体本体に仮に取り付けてみる。
バッテリーとLEDライトユニットを繋いで、点灯テストしてみる。
フロントマスクには、余剰パーツのフロントウィンカーを取り付ける穴を開口した。7.5mm位の穴だったと思う。
しかしリューターだと綺麗な円の穴にならなかったので、後にリーマーを購入して仕上げた。
ヘッドライトにLEDを差し込む穴を開ける。
こちらも点灯テスト。
フレームの塗装
フレームは赤色である。しかし、どうしても色を変えたくなったので黒にする。
フレームはABS樹脂製なので塗っても剥がれやすいし、ABS樹脂が脆くなる恐れがある。そもそもラジコンは屋外で走行させてガンガン衝撃を受けるので、はっきり言って塗装すべきではない。
ABS樹脂の部品の色を変えたい場合、染料を使うという方法もあるようだ(ただし大きい器が必要)今回は傷や破損を覚悟のうえで塗装した。
つや消しブラックを2度吹きする。
一応つや消しのトップコートを最後に吹く。
塗装が終わって乾燥させたフレーム。塗装していないパーツは、バッテリーの両端を保持する部品。バッテリーのケーブルが干渉するので削らないといけないようなので、加工後に塗装するつもりだ。
ボディの塗装
不要なワーゲンオフローダー用の穴(3箇所)は、エポキシパテで埋めた。
フロントとリアのフェンダーのパーティングラインの段差は気になったので、サンドペーパー等で研磨。
そしてライトグレーのサーフェイサーを下地として吹きつけた(写真は吹き付けた後にサンドペーパーで磨いたりしている)
フェンダー近くの研磨は難しくて、ラッカーパテ(白い箇所)でちょこちょこ補修してやっている。
ピンク色サーフェイサーで下地を重ねる。こうすると白色のサーフェイサーより、赤の発色が良くなるらしい。
イタリアンレッドを2度吹きして塗装。写真はその後マスキングテープを貼って窓枠を塗る準備中の物。
下地を重ねたことで、プラスチック特有の透け感が無くなり、重厚で存在感のある車体に仕上がったと思う(本当は4度吹きくらいしたかったが、スプレー2本を消費し尽くしたので出来なかった)
窓枠やサイドにあるシルバーの横ライン装飾を塗る。最後にまとめてクリアーを吹きたかったので、ラッカー系スプレーを使っている(アクリルだとクリアーが侵食する恐れがあったため)
やはりスプレー塗装のほうが綺麗である。
テールライトの透明パーツにはアクリル塗料を塗った。上から赤、オレンジの順(説明書とは逆)に配色にした。
フォルクスワーゲンのエンブレムは黒スプレーの残りをシンナーで薄めてスミ入れ。
ホイールの塗装剥がし
ホイールは金メッキが施されている。しかし金色は成金っぽくて趣味じゃないので剥がして落とすことにした。
Mr.カラーのうすめ液を筆に含ませて撫でるだけで簡単に落ちた。あんまり擦るとメッキも剥がれて素地の黄色が露出する。
これで準備(加工と塗装)は終わった。
後編の組み立て完成編に続く。
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